Adobeが2020年12月31日をもってFlashPlayerの更新を終了すると発表しました。終了するとは言われていましたが終了期限が決まると寂しいものですね。
Web業界に長くいる方なら一度はFlashのサイトと関わった事がある方が多いと思います。
最近のWeb制作ではFlashを使ったサイトはほとんど見られなくなったので終了しても影響はないと思いますが10年以上昔のサイトはかなりFlashを使って構築したサイトが多いのでまだリニューアルしていないサイトの場合は注意が必要ですね。
Adobeのページで終了のアナウンスがありますのでご覧ください。
2020年度で終了した後Flashはどう表示されるのか?対策はあるか?を紹介します。
なぜFlashが終わるのか?
時代の変化と言えばそれまでですが、一番の原因はスマホへの対応が出来なかった事だと思います。
Flashが終了になる主な原因を4つあげてみました。
- スマホの普及とでデバイス多様化に対応出来ない
- データが重く読み込みが遅い
- セキュリティが弱い
- HTML5の普及
iPhoneへの搭載が出来なかった事がFlashが衰退する一番の要因じゃないかと思います。結果論になりますけどね。
w3techsでFlashの利用率が発表されていました。2020年Flashは2.6%だそうです。
2011年は28.5%だったので年々利用するサイトが少なくなっているのが分かりますね。
スマホに対応出来ず、データが重いため読み込みが遅くセキュリティが弱い。さすがに今のスピード重視の時代では使いにくいので利用率低下は納得できます。
終了したら表示されなくなるのか?
更新が終了したらFlashを組み込んでいるサイトは表示されなくなるのかどうか確認しました。
結論表示されなくなります。と言っても以前からFlashは表示されていないブラウザがほどんどだったので今更見えなくなるって言われてもほとんどのサイトは影響はないかと。
GoogleChromeは2015年からブロックしているので現在もFlashの表示はされていないです。
スマホはもっと早くiOSは2010年、Androidは2012年からFlashは組み込まれていないそうです。
今ではFlashを見れるサイトの方が少ないのではないしょうか。最後に見たくて探したけど意外とFlashを使っているサイトは無いものですね。
HTML5で対応しよう
Flashという言葉自体が古い気もしますがFlashの後継はHTML5です。
動画や音声、アニメーションまで対応できる新しい規格です。HTML5が主流になりWebサイトに動画や音声が多く掲載されるようになりました。
今後は動きのあるコンテンツが更に伸びると思うのでWebサイトがどこまで進化するか楽しみですね。
FlashのサイトはWeb制作に革命を起こしたと思うんですよね。私も全ページFlashのWebサイトを企画していたので思い入れはかなりあり、見れなくなるのは寂しいですが歴史が終わる瞬間を見届けて次の規格で進化していきましょう。