ホームページ制作

Ameba Owndを使って分かったメリットとデメリット

Ameba Ownd(アメーバ オウンド)を使ってホームページを作ってみました。若者に人気のAmebaだけあってデザイン性が高くオシャレなホームページになりますね。

はじめて使ったけど情報発信ツールとして活用出来そうで想像以上に良かったです。ホームページとブログの中間みたいなサービスでした。

今回はAmeba Ownd(アメーバ オウンド)のホームページを作って感じたメリット・デメリット正直に紹介します。使うときの参考にしてみて下さいね。

Ameba Ownd(アメーバ オウンド)とは

Ameba Ownd紹介

Ameba Ownd(アメーバ オウンド)とは株式会社サイバーエージェントが提供する無料で作れるオンラインホームページ作成サービスです。

2015年からサービスを開始して2020年に会員数100万人を突破した人気のサービスで、誰でも簡単にデザイン性の高いホームページを作ることが出来ます。

仕組みも簡単なので誰でも作れますが、管理画面に慣れないと時間がかかるので中級者向けのサービスだと思います。

無料で作れる範囲が広いのが素晴らしかったですね。

この動画を見れば作り方や仕組みがある程度わかるはずです。時間がある時にどうぞ。

そんなAmeba Ownd(アメーバ オウンド)の特徴はこの4つ

  1. デザイン性が高いホームページが作れる
  2. SNSとの連携が簡単
  3. ECサイトとの連携が出来る
  4. 無料ではじめられる

使える業種は色々ありますが、実績などをみるとアパレル関係や美容系などの店舗を持っている企業や、アーティストなどのポートフォリオサイトとして活用している事が多いです。

画像を多く使って仕上げるブランドサイトではなく、記事をどんどん更新して情報発信を行うサイトとして利用する方が合っていると思います。

情報を発信するホームページとSNSを連携させて宣伝し、ECサイトで購入してもらう。この流れが作れるのがAmeba Owndの魅力ではないでしょうか。

こんな方にオススメ

Ameba Owndがオススメの方はこちら

  • 情報を発信していきたい方
  • 記事をどんどん追加したい方
  • スマホで更新をしたい方
  • SNSとホームページを連携させたい方
  • ECサイトを立ち上げたい方
  • 初期費用を抑えたい方

スマホで更新したり、SNSと連携させたりと商品やサービスを訴求するサイトを作るには最適だと思います。

また記事を更新していく仕組みがどのテンプレートにも入っているのでニュースサイトやオウンドメディアとしての活用もぴったりじゃないでしょうか。

不向きの方

不向きの方も書いておきます。

  • パソコンが苦手な方
  • 更新する記事がない方
  • 細かいカスタマイズがしたい方
  • ページ数の多いサイトを作りたい方
  • 自分で作業したくない方
  • すぐホームページを公開したい方

多少のカスタマイズは可能ですが細かい設定などは出来ないのでデザインや仕様にこだわりたい方には不向きです。

また、1つ1つ文字入力や画像の差し込みなどを作業するので細かい作業が多いです。入力など細かい作業が苦手な方は向かないと思います。

 

次はメリット・デメリットを紹介します。

Ameba Owndのメリット

実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。

まずはメリットから。

[1]デザインテンプレートがオシャレ

ameba owndデザインテンプレート

デザインテンプレートを選んでからホームページを構築していきますが、選択出来るテンプレート数は約40種類ありました。(たぶん増えていくと思います)

テンプレートのカテゴリはポートフォリオ、美容室、webメディア、ブランド、カフェ・レストラン、ビジネス、教室、ミュージシャン、ネットショップがありました。

全てチェックしてみましたが誰が作っても立派なホームページに仕上がるくらいデザイン性が高いテンプレートが多く揃っているんですね。

テンプレートはシンプルなデザインが多く、写真をメインで利用する構成が多いので写真の出来栄えが重要なポイントになりそうです。

デザインテンプレートを選ぶときに色味の変更もプレビュー画面で確認出来るので自分好みのサイトを作り上げる事が出来ますよ。

ameba owndデザインテンプレート色味

 

下のリンクからAmeba Owndで作ったページが確認出来ます。全てのカテゴリが表示されていますので気になる業種でどんなホームページが作られているか探してみてくださいね。

[2]SNSとの連携が簡単

Instagram、Facebook、AmebaなどのSNSを登録しておけばホームページ上で表示する事が出来ます。

普通のホームページでもタグを入力すれば出来ますがAmeba Owndの方が管理が簡単でした。

特にInstagramは相性がよくページのコンテンツとして表示が出来るのでInstagramとの連携はオススメします。

スターバックスコーヒージャパンのメディアでも活用されていたので見てみてね

Instagramの写真がホームページ上に並んでいるので1つのコンテンツとして活用出来ている事例です。

ameba owndInstagram連携

Ameba Owndを利用する人は「美容」「アパレル」「飲食」などSNSを活用している企業が多いと思うので連携の設定をしておけばアップロードする回数が1回で済むので運用が楽に行えますよ。

連携方法

連携方法は管理画面の「設定」→「ソーシャルメディア連携」の中から連携が可能です。

ameba owndSNS連携

連携が出来たら編集ページからいつでも配置が可能になります。

ameba owndSNS連携

Twitterはページ編集の画面でアカウントを紐づける事でタイムラインの表示が出来ました。

[3]ECサイトが簡単構築

ネットショップで有名なBASEと連携する事でAmeba OwndでECサイトの構築が可能です。ECサイトは難しいかな?と思うかもしれませんがBASEを使えば誰でも簡単に作れます。

流れはこちら。

ameba owndネットショップ

BASEでアカウントを登録してからAmeba Owndで細かい設定を行います。

登録方法や設定方法は別途記事でまとめました。ECサイトとの連携を考えている方は読んでみて下さい。

 

[4]アプリで更新が可能

Ameba Owndスマホアプリ

スマホも更新が出来るのがAmeba Owndの魅力の1つです。

アプリをインストールする事が条件ですが、移動中や外出先などでも気軽に更新が出来るので助かりますね。

更新だけでなく新規で制作も出来るのでPCがなくてもスマホさえあればホームページを立ち上げる事が可能ですよ。

スマホでホームページが作れるなんてすごい時代ですね。

[5]スマホ・タブレット対応

Ameba_Owndスマホ対応

今では当たり前ですけどAmeba Ownd全てのデザインがスマホ・タブレットに対応したレスポンシブサイトになっています。

Ameba Owndはレイアウトの枠が固定されているため、自分でhtmlのコードを書かない限り表示がずれる事はありません。

表示の確認も常に出来るので安心ですよ。

 

[6]無料で利用出来る

Ameba Owndは無料プランと有料プランの2つのプランがあります。2つだけなのでシンプルで分かりやすいですね。

無料プランを利用する場合は制限が少しあるので事前に確認しておきましょう。

無料プランの条件がこちら

  1. 広告が入る
  2. ページは10ページまで
  3. 容量が画像ストレージ1024MBまで

制限もありますが、無料でも独自ドメインが利用出来るメリットもあるんですね。

独自ドメインを無料プランで使えるサービスは他にないと思いますよ。容量が少し少ないですが一度操作を確認する意味で無料のホームページを作ってみてもいいと思います。

 

以上が実際に使って感じたAmeba Owndのメリットです。

次はデメリットを紹介します。

デメリット

Ameba Owndを使ってよくないなと思った点はこの3つです。

[1]細かいSEO対策は出来ない

Ameba Owndを使う上で一番問題なのがSEO対策です。

ホームページを作っても検索順位が上がりにくい構成になっているのでホームページで集客を考えている方には向かないと思います。

TOPページはタイトルの設定やmetaの設定などが出来ますが、TOPページ以外はSEOの設定を行う項目がないのでシステム側に託す形となります。

AmebaOwndseo対策

Meta KeywordsはSEOに影響がなくなっているのでいらないのですがタイトルやMeta Description、URLの変更など各ページで設定出来ないのは残念なポイントです。

Ameba Owndのシステムの問題ではなくて、作っている人のサイト内容が問題で検索順位が上がっていないだけじゃないか?とも思ったのですが著名人の公式サイトでも検索順位が低い事が分かったのでAmeba OwndはSEOに弱いな。と確信しました。

著名人の方がオフィシャルサイトをAmeba Owndで運営していますが、名前で検索しても検索順位が1位にはなっていないんですよね。Wikipediaが1位に表示されたりするので。

Googleは公式サイトを最初に表示する傾向にありますが1位に表示されていないと言うことはAmeba Owndのシステムに問題があるのだと思います。

こればかりは私たちは細かい設定が出来ないので運営側に依頼をかけるしかなさそうです。

 

[2]細かいカスタマイズは出来ない

テンプレートサイトを修正していくのでデザインや構成の大枠が決まっています。そのため画像の位置を変えたり、細かいレイアウト変更をする事は出来ないです。

Ameba Owndで出来るのは枠内の画像や文字を修正して仕上げていくだけですね。

ただ、ブロック(画像の枠や文字の枠など)を追加したり、移動する事は可能なのでページ内容を増やしたい人は画像やテキストエリアを増やしてページを充実させましょう。

AmebaOwndブロック追加

パズルのように組み立てていくので楽しいですよ。

このブロックをうまく活用すればテンプレートと違った形のサイトに仕上がるので差別化したい方はぜひチャレンジしてみてください。

例えば画像の配置でもパターンを選べばこんなにイメージが変わります。

画像:Ameba Ownd

一応補足で書きますがhtmlやcssが分かればカスタマイズされた項目も追加が可能です。制作会社などに外注してカスタイズしてもらいましょう。

 

[3]表示速度が遅い

これはオンラインホームページ作成ツールを使っているホームページ全てで言えますがページの読み込み速度が遅いです。

すごい遅い訳ではなくワンテンポ表示が遅れるんですね。見る方は「あ、少し遅いかな?」と思う程度なのですが、今後ページの表示速度がGoogleの検索順位に影響を及ぼすので遅いのは少し心配ではあります。

[4]連携出来る機能が少ない

ホームページを作る上で使える機能が「SNSの連携」と「ECサイト(BASE)の連携」「Googleアナリティクスの連携」の3つだけなのは少し寂しいですね。

メールフォームや予約機能などあればいいのですが公式ではなかったです。メールフォームは外部のサービスを使って埋め込めば利用できるのですが公式の機能として欲しいところですね。

[5]管理画面が使いにくい

個人差があると思うので最後に書きますが、私は管理画面が分かりにくかったです。ネットで調べると簡単とか書いてあったりしたので個人差なのかな?と思いますが。

使って感じたのは記事やレイアウトの修正する方法が分かりにくかったですね。

管理画面で記事を投稿する場所とレイアウトを投稿する場所が違うので修正作業をする時にあっち行ったりこっち行ったりページ移動が多かったんですね。同じ画面で修正したいのですが出来ずに苦戦しました。

今まで使っていたホームページ作成ツールと使い勝手が少し違っただけなので慣れれば問題ないのですが。

WordPressと同じ仕様ですね。デザインを修正するページと記事を書くページが分かれているので。

以上がデメリットです。細かい作業が出来ないのでそこを気にしなければ問題なく使えると思います。

注意点

最後に利用する上での注意点を紹介します。

[1]ページは最初から公開されている

ホームページを作る時に最初URLを設定しますが、設定した時点でホームページは公開されます。

設定してすぐはGoogleの検索エンジンに認識されないので検索でヒットされる事はないのですが一応覚えておきましょう。

もし見られたくない場合はSEO設定の欄に「検索エンジンを回避」というチェックボックスがあるのでチェックしておくと検索に引っかからなくなりますよ。

 

気づいた注意点は1つでした。

料金

利用料金は無料と有料の2つです。シンプルで分かりやすいです!

ベーシック 0/月額
  • ページ数10ページまで
  • 画像ストレージ1024MB
  • 独自ドメイン利用可能
  • ECサイト利用可能
  • アナリティクス利用可能
  • フッターに広告が入る
プレミアム 960/月額
  • 公開ページ数無制限
  • 画像ストレージ無制限
  • 独自ドメイン利用可能
  • ECサイト利用可能
  • アナリティクス利用可能
  • 広告なし

 

年間払いにすると9,600円で2ヶ月分お得になるそうです。

 

使い方次第では最高のツールに

デザインや機能は素晴らしいサービスなのでホームページやブログを考えている人にはオススメ出来ます。

Ameba Owndの特徴として情報発信していくサイトが合っていると感じたので記事や写真を随時更新出来るお店であればうまく活用出来ると感じました。

またアーティストにもピッタリですね。ポートフォリオとして活用出来るので無料版でサイトを複数持ってもいいかもしれません。

唯一の懸念点がSEO。SEO対策を細かく設定できれば私は一押しのサービスにすると思います。今のままでは少し惜しいですね。

昔に比べてテンプレートの数も増えているし、機能も少しずつ上がってきているので今後に期待します!